FX用語解説「マルチタイムフレーム分析」

アイキャッチ画像ラプラスFXとは

マルチタイムフレーム分析とは

FXトレードにおいて、複数の時間軸のチャートを統合的に分析することを「マルチタイムフレーム分析」と言います。

FXトレードで継続的に利益をあげる為に、期待値の高いトレードを繰り返す必要があります。

期待値の高いトレードをする為に、単一時間軸のチャートだけを見て、判断するのは効率的ではありません。

最低でも「上位・取引・下位(用語解説)」の3つの時間軸を統合的に分析することをラプラスFXでは推奨しています。

取引時間軸

 

上位時間軸

上位時間軸

 

下位時間軸

上位時間軸を分析する理由

上位の時間軸がどのような状況の中、取引時間軸にてトレードしようとしているのかを把握することを「環境認識」と言います。

上位時間軸を分析する目的は、この環境認識をする為です。

では、取引時間軸だけを見て、トレードプランを立ててトレードをすると、どんなデメリットがあるのか?

例えば、取引時間軸を見ながら「買う」トレードプランを立てたけど、実は上位の時間軸では「売り」が圧倒的に優勢な状況だった場合、、、どうですか?

「買い」のポジションを建てても、上位の時間軸を見て売ってくる人達が多くいるなら、レートがぐんぐん上昇するイメージは湧かないですよね?

マルチタイムフレーム分析の図

もし少しレートが上昇しても、どこかで上位時間軸の売りが入ってくるのであれば、注意する必要がありますよね。

逆に、上位の時間軸も圧倒的に「買い」が優勢な状況だったらどうでしょう?

「買い」のポジションを建てた後、上位の時間軸を見て買ってくる人達も多くいるなら、レートが上昇していくイメージが湧きますよね?

マルチタイムフレーム分析の図2

どこかで上位の時間軸の「買い」も本格的に入ってきて、伸びていくという期待が持てます。

同じトレードプランでも、上位の環境次第で期待値が全然変わるわけです。

今の簡単な例だけでも、FXトレードにおいて、「環境認識」がいかに重要か分かるかと思います。

車を運転する時は、事故を起こさない為にも、信号機が「青色」なのか「赤色」なのか、速度制限は今時速何キロなのか、進入禁止ではないか、など確認しながら運転をしますよね?

上位の時間軸を見ずにトレードをすることは、僕には「信号機を見ずに車を運転する」ような感覚です。(そもそも道路交通法違反ですが、、、)

信号機を見ずに、交差点に突入して、横から来た車と衝突しても、不思議ではありません。

安全な運転をする為に信号機を確認するように、なるべく安全なトレードをする為に上位時間軸を分析して環境認識をします。

環境認識は質の高いトレードをする為には重要なポイントです。

下位時間軸を分析する理由

マルチタイムフレーム分析において、下位時間軸を分析する理由はいくつもありますが、どれも「詳細を見て精密なトレードをする」ことが目的です。

仕事においてもそうですが、大抵の場合「大雑把」な仕事よりも「精細」な仕事の方が、結果が良くなりますよね。

FXトレードにおいても、同じようなことが言えると考えられます。

FXチャートにおいて下位の時間軸というのは、1本のローソク足がさらに分解されて複数本のローソク足で表示されるので、より詳細な情報を確認することと同義です。

詳細な情報というのは、精細な仕事をするのに、必要なものですよね。

「エントリータイミングを計る」「決済の判断」などは、下位時間軸を分析して判断することで、より効率的かつ早いタイミングでトレードすることが可能になります。

ただし、あまり小さい時間軸まで落とし過ぎると、実際はトレードプランに影響を及ぼさないような小さな値動きに振り回されることになるので注意が必要です。

上記のような点に注意すれば、下位時間軸の分析を上手く使いこなすことで、質の高いトレードに繋がります。

まとめ

取引時間軸は、トレードプランを立てる。

上位時間軸は、環境認識をする。

下位時間軸は、エントリータイミングを計る、など。

環境認識をして、トレードプランを立てて、エントリータイミングを計ったりする為などに、通常は「上位・取引・下位」の最低でも3つの時間軸を意識することを推奨しています。

期待値の高い、トレード効率の良いトレードをする為には、欠かせない重要なポイントです。

タイトルとURLをコピーしました