2021/11/8-12『EURUSD』チャート解説
2021年11/8-12の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、11/8-12の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週からの注目点は、H1レベルの大きなレジスタンスを上抜けずに、戻り売りが入ってくる素直な展開になるかどうかでしたね。
結果的には、注目していたH1レベルの大きなレジスタンスで攻防を作って、素直に反転下落していく流れでした。
少し、前の週でのH4レベルの波の捉え方が大雑把過ぎてずれていたかもしれないですね。
H1レベルというよりも、H4レベルともいえるレジスタンスに到達して、攻防が出来上がり、やはり上位時間軸は強い下降トレンド中なので、予想通り戻り売り勢力が入ってきたという感じです。
そして、売り勢力側が勝利することで、下降推進波が再開して伸びていくという素直な展開でした。
さて、この週の終わりで到達したところがなんとも言えないサポートなので、強い展開のまま浅押しで押し込んで下落していくパターンや、攻防を作って一度上抜けてしまえば、しっかり上昇調整波を作っていくパターンもあり得ますね。
強い下降波で「浅押し(浅戻り)」の展開になるかどうかという攻防が一度作られる気がしますが、その攻防を上抜ければ、一度しっかりした上昇調整波を形成していく流れになりやすいですね。
ですが、その上昇調整波に対してもレジスタンスからは戻り売りが入ってくることが予想されますので、買いで乗っても戻り売りに注意しながらという感じになりますね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
上位のレジスタンスに到達して、攻防が出来上がった場面。
その攻防を勝利させて、レンジを下に抜けることが出来た下降波に対して戻り売りを狙っていくトレードプランですね。
下位レベルで見てみます。
FIBO50%程のレジスタンスゾーンで下位レベルで反発が確認出来ますので、ここで売りエントリー。
その後、安値を下抜けた後に再度レジスタンスゾーンに引き付けて、長い上ヒゲが確定した場面も波の形が悪いですが、環境的にはアリかなと。
損確候補は戻り高値候補やダウ高値の上が候補ですが、FIBO50%程のレジスタンスゾーンのチャートポイントは若干注目度に不安がありますが、下位レベルでしっかりとした反転の形が出来上がっているので、スタイルの違いによるところですが、候補ではありますね。
利確も見てみます。
サポート到達付近で積極的に利確する案。
または、Wボトムのネックラインを上抜けてきたところで利確する案などがありますね。
もちろん、まだ強気でホールドという案もあります。
まとめ
『EURUSD』は、この週はレジスタンスから戻り売りが入ってきて、下降推進波が再開するという素直な展開でしたので、トレードもしやすかったと思います。
その後、一旦上昇調整の展開に入ってきているので、「浅押し(浅戻り)」の強い展開で再度下落していくのか、しっかり上昇調整波を形成していく展開になるのかが注目点です。
実戦例は、上記のレジスタンスから戻り売りが入ってきて、下降推進波が再開する場面を捉えようというトレードプランですね。
戻り売り勢力が入ってきた後に、分かりやすく攻防が出来上がっていたので、その攻防の決着を見届けてあげれば、後はタイミングの取り方やリスクの取り方というのは、スタイルの違いなのかなと。
実戦例で紹介した売りエントリーは、FIBO50%程の調整が浅いところではありますが、攻防の決着がついた後で上位環境的にも伸びる期待が持てるということで、反発が確認出来れば強気で入っていくという考えですね。
もう一つ紹介した売りエントリーのタイミングも、実はもう一つ大きな波で見た時の下降波のFIBO50%だったりします。
上位時間軸レベルで一つ目の売りエントリーと同じメカニズムが働いていると考えられます。
この部分は、別途「チャート解説」で記事にしておきます。