2020/6/01-05『EURUSD』チャート解説
2020年6/01-05の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、6/01-05の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でH4レベルで「上目線」に変わって、調整を挟みながらどこまで上昇していくのかという週でしたね。
早速、注目度の高いチャートポイントに到達して、調整が入った場面でしたが、ここでの調整は大きくは入らず、上昇波がそれだけ強いということを確認することになりました。
このレジスタンスゾーンが大きく作用するとまでは思っていませんでしたが、それでも思ったより上昇波が強く、予想よりも調整が入らなかったですね。
一応、この場面をM30レベルでも見てみます。
レジスタンスゾーンの上限くらいから強い売りが入って下がってきましたが、M30・H1レベルのトレンド転換の急所となるサポートゾーンは抜けずにサポート。
その後、高値を少ししか更新出来ずに再度下降波が発生しましたが、やはり急所のサポートゾーンでサポートされました。(抜けていればWトップの形)
この形は、「天井圏」でなければ、トレンド継続が期待できる形ですが、上位(H4・D1)のチャートポイントなので、正直まだこの時間軸レベルでのトレンド転換のシナリオも残っています。
実際、再度上昇した後、高値抜けの前に下位レべルで「横の展開」になっています。
これは、トレンド転換(H&S)の絵をイメージした相場参加者と、上昇トレンド継続をイメージした相場参加者の攻防ですね。
結果として、上昇トレンド継続派が勝ちましたので、上昇波の勢いが強いことが確認出来ます。
さて、大きな上位のチャートポイントを抜けましたので、上位レベルで次のチャートポイントまで伸びることが予測できます。
実際、次のレジスタンスゾーンまで上昇波は伸びていきました。
次の上位のレジスタンスゾーンに到達して発生した下降波がサポートゾーンを抜けて、M30レベルではトレンド転換をしたところまでがこの週の動きでしたね。
次の週は、この下降波を確認していくことになります。
実戦紹介
さて、この週では大きな上位のチャートポイントをしっかりと上抜けた展開でしたので、次のチャートポイントに到達するまでの間の上昇波を下位に潜って取るのが基本的な考え方になりそうですね。
その中のトレードプランはどこでもよいのですが、1つ紹介します。
上位のチャートポイントを抜けた上昇波に対して、下位で「押し目買い」を狙っていきます。
下降調整波をサポートゾーンに引き付けた後、下位レベルで反転の材料を確認してから、買いポジションを建てていきます。
下位レベルで見てみます。
色々なタイミングでのエントリー方法が考えられますが、下降調整波を構成している下位レベルの波のトレンド転換を確認して、買いポジションを建てるのが、ベーシックなエントリー方法ですね。
環境認識から利確を遠くに置くのであれば、上の画像の緑色レベルではなく、もう1つ大きい青色レベルの波の反転まで慎重に確認してから入るのもありです。
利確に関しても同じような考えで、小さい波レベルの反転で細かく利確してもよいし、もう少し大きな波レベルで捉えて利確を考えてもいいですね。
ただし、今回の環境下ではなるべく遠くまでホールド出来るような判断が出来れば吉でしたね。
その判断の根拠としては、上で説明した「上位のチャートポイントの上抜けが確定した」タイミングだからですね。
基本的には上位の次のチャートポイントまで伸びていくと予測される中、その中段でもなく、初動のところなので、推進波が本格化さえすれば、損確は耐えやすい状況ですね。
この辺の判断については、また詳しく別の記事で書きます。
まとめ
上位のレジスタンスゾーンで想像よりも反発は入らずに上抜けていった展開。
これは、予想よりも「上昇波が強かった」ということ。
こういう細かな認識のズレは、情報を確認次第、少しずつ修正していくことも大事ですね。
実際、上位のレジスタンスゾーンを「強い同意」で上抜けた後、次のレジスタンスゾーンまで伸びるという展開は、基本通りでしたね。
レジスタンスゾーンを上抜けた後は、大きな調整が入ることもなく、素直に伸びていったので、単純にトレンドフォローでトレードしているだけで問題のない相場でした。
利確に関しては、スタイルの違いが出るところではありますが、伸ばせる自信がある時はしっかり伸ばして利益を稼ぐというのが理想です。
と、言ったり書いたりするのは簡単ですけど、これが難しいんですよね。
今回の上昇波で次のレジスタンスゾーンまでホールド出来た人は、お見事でした。